バイク


私とバイクの出会いは25年前。大学生の頃は通学通勤の足として使っていたので、当時乗らない日はなかったと思う。それこそ、雨の日も風の日も・・・そして、社会に出て数年で仕事が忙しくなり、電車を使っていたこともあり、少しずつバイクから離れていくことにった。そして、車を購入したタイミングでバイクを手放すことになった。大体10年ぐらい所有していたのではないか。今振り返ると、バイクは好きだったし楽しかったけど、趣味というより生活の必需品、ギアという側面が大きかったように思う。記憶というのが、どこか楽しい場所に行ったということより、大学に通いバイトからの帰りの道でのライディングの方が強いのである。

10年ほど前、ふと雑誌を見ていたらバイクを特集していた。特別バイクの雑誌というわけではなかったのだが、たまたま特集してあったのだ。それを見たときに趣味としてのバイクの楽しさに憧れて、再びバイクに乗ってみたいと思うようになった。昔に比べ、中型バイクぐらいなら欲しいと思えばすぐに買えるぐらいの財力はあり、気軽に買おうと思っていたのだが、自分の性格を考えると中型じゃ満足できなることはすぐに理解できた。だったら大型を買おう、じゃ大型バイクの免許も取りに行かなきゃってことで、週末には教習所に入所していた。そして、そこからがさらに早い。2,3度教習を受けてからその足でハーレーショップに行ってFXDLという車種を購入していた。納車日までに免許を取るぞ!というモチベーションで教習所に通ったのを覚えている。

無事に免許も取れて、納車もでき、自分の相棒となったFXDL。名前は「ローさん」。単純に通称ローライダーというバイクなので「ローさん」なのだが、ナカナカ長い付き合いになっている。かれこれ11年。その間のカスタムは多数。原型とはずいぶん違うし、何度も買い替えるタイミングはあったが、そのたびに手放すことを考えると寂しくなり、買い替えることはできなかった。もう、手放すことはできないだろう。違うバイクも乗ってみたいが買うとしても増車だな。

今のバイクとの付き合いは、完全に趣味。通勤で使うわけではなく、一人で遊びに行く時しか乗っていない。だから思い出・記憶は、海に行った・山に行ったとかそんな感じ。以前よりは余裕をもってバイクと付き合っているかな。そんな付き合い方が手放せない原因になっているような気がする。これは一生の趣味になったんだろうな・・・そんな気がする。



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